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ふくいくがオススメする
ライフスタイルに合った預け先の選び方

「お子さんを育てながら仕事も両立させたい」と願う親にとって、お子さんを預かってもらう施設選びはとっても大切。出産後なるべく早く職場復帰したい場合は、妊娠中から産後のライフプランを練り、預け先をしっかり検討しておきましょう。
(作成:アスコエパートナーズ

家から通うのに無理のない距離の中にどんな施設があるのか、まずは情報収集からスタート!ウェブサイトや自治体の担当窓口で情報を集め、最終的には複数の施設に足を運んで、自分の目で確認し、お子さんにとってベストな環境の預け先を選ぶようにすることが大切です。また日常的な預け先ではカバーしきれない時間帯や曜日、冠婚葬祭や行事参加などのために一時的にお子さんを預けたい場合など、都合に応じて使える一時的な保育施設やサービスがあるのを知っていますか?下調べしておき必要なものは登録を済ませて、いざという時に上手に使い分けしましょう。

保育施設・保育サービスの種類

日常的に預けられる保育施設・サービス

認可保育所(保育園)
保護者の就労などの理由で児童の保育ができない場合に、保護者に代わり保育を行います。認可保育所とは、厚生労働省が定めた保育所設置認可基準に基づいて設置されている保育所です。
認定こども園
認定こども園は、幼稚園と保育所の機能を併せ持った制度で、幼稚園や保育所等のうち必要な機能を備えた施設を、申請に基づいて県知事が認定します。認定基準は、福岡県が条例で定めています。
小規模保育事業
賃貸物件の一室などを使い、保育士が、6人から19人の乳幼児(0歳から2歳児)の保育を行います。福岡市が委託した認可保育所が運営します。
家庭的保育室
市が認定した保育士資格を持つ「保育ママ(家庭的保育者)」が、補助者と2人以上で、
賃貸アパートの一室などを使い、家庭的な環境の中で、5人までの乳幼児の保育を行う事業です。
幼稚園
集団生活を体験し、遊びを通して社会生活をする上でのルールなど、道徳性の芽生えを培ったり、小学校以降の学習の基礎をつくったりできる場です。親子ともに納得できる幼稚園を選びましょう。
私立幼稚園について
公立幼稚園について
児童発達支援センター
日常生活における基本的な動作の指導、知識技能の付与、集団生活への適応訓練、その他必要な支援を行ないます。
療育の観点から集団療育及び個別療育を行なう必要があると認められる未就学(1歳から5歳)の障がい児が対象です。
利用には、市が発行する児童発達支援の「受給者証」が必要です。下記の3センターで、お子さんの状況などをお伺いしますので、まずはご相談ください。
東区の方・・・東部療育センターこども療育相談窓口 電話092-410-8151
博多区・中央区・南区・城南区の方・・・あいあいセンターこども療育相談窓口 電話092-737-8771(心身障がい福祉センター)
早良区・西区の方・・・西部療育センターこども療育相談窓口 電話092-883-7186
障がい児入所施設
入所する障がい児に対して、保護、日常生活の指導及び独立自活に必要な知識技能の付与等を行ないます。
福岡市こども総合相談センター「えがお館」にご相談ください。
認可外保育施設
乳幼児の保育を目的とする施設であって、「児童福祉法」に基づく施設の設置認可を都道府県知事(福岡市の場合は福岡市長)から受けていない施設を総称して「認可外保育施設」といいます。
認可外保育施設の利用は、保護者の方が直接施設に申し込み、施設との直接契約になります。
利用料等は、各施設で異なりますので、施設に直接お問い合わせください。

一時的に預けられる保育施設・サービス

イラスト日常的に預ける必要がなくても、時にはいろいろな事情で保育が必要になることがあるもの。そんな時に使える一時的な保育サービスをご紹介します。利用できるケースがそれぞれ異なるので事前にしっかりチェックしておくと急に保育が必要な時にも安心!
福岡ファミリー・サポート・センター
「子育てを応援してほしい人」(依頼会員)と「子育てを応援したい人」(提供会員)が、地域のなかで育児の相互援助活動を行う会員組織です。
例えば、保育所・幼稚園への送迎ができない場合、留守家庭子ども会からの帰宅後や冠婚葬祭や買い物など外出する場合に、会員同士で子どもを預けたり、預かったりするネットワークです。共働き世帯だけでなく、子どもを持つ家庭すべての人が利用できます。
福岡ファミリー・サポート・センター
一時預かり事業
保護者等が冠婚葬祭や通院、リフレッシュ等のため必要なときに、お子さんを一時的に預かります。
一時預かり事業(福岡市サイト)
一時保育事業
保護者の病気など緊急な理由で保育できない場合や、パートタイム就労や職業訓練、リフレッシュなど私的な理由で保育できない場合など、一時的に保育が必要な方を対象として一時保育を実施しています。生後6か月から小学校就学前までの子どもが対象となります。
一時保育事業(福岡市サイト)
特定保育事業
短時間勤務や隔日勤務などで、週2、3日程度または午前か午後のみなどの利用ができる特定保育事業を実施しています。
休日保育事業
福岡市では、仕事と子育ての両立を支援するため、現在4か所で休日保育を実施しています。
休日保育の実施施設について(福岡市サイト)
子育て支援短期利用事業(子どもショートステイ)
保護者の疾病などの事由により、家庭における養育が困難な児童を、児童養護施設や乳児院で原則7日以内で一時保護します。ただし,利用者が施設の定員を超える場合は,利用できません。
子育て支援短期利用事業(子どもショートステイ)(福岡市サイト)
病児・病後児デイケア事業
病気回復期の子どもの養育が、保護者の勤務等の都合により家庭で困難な場合、下記の実施施設で一時保育します。
病児・病後児デイケア事業(福岡市サイト)

最適な保育施設を選ぶためのポイント

1. 出産前から情報収集を

自治体の保育担当課で情報収集し、よりよい預け先を家族で相談しましょう。自治体の広報紙や施設のホームページも参考にして。

2. 事前に見学を

口コミや宣伝文句、建物、立地、保育料など、上辺のよさだけで選ぶのはNG。候補をいくつか挙げ、保育室の中を見学して、お子さんに合った環境の施設を見極めてから決定しましょう。同じ施設を異なる時間帯に訪れてみたり、預けているママの声を聞いてみるのもおすすめです。

チェックポイント

お子さんたちの様子を確認
施設のお子さんたちはイキイキと過ごしていますか?
保育する人の様子を確認
保育する人は笑顔でお子さんたちに接していますか?経験豊かそうな人はいますか?
保育する人の数が充分か、保育士の資格を持つ人がどのくらいいるか、尋ねてみましょう。
施設の環境・設備を確認
陽当たりや風通しがよく、清潔ですか?赤ちゃんが静かに眠れる場所や、お子さんが動き回れる広さがありますか?避難経路は確保されていますか?遊び道具は揃っていますか?
保育の方針を確認
園長や保育する人に、保育の考え方や内容について尋ねてみましょう。給食の内容や家庭との連絡方法、参観の有無、発育チェック法などについても、尋ねてみましょう。
3. 預けてからもチェックを継続

送迎の際など、折にふれ保育の仕方やお子さんの様子を観察したり、保育する人と話したりして、問題がないかを確かめましょう。不満や疑問があればすぐに相談し、解消を。

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